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支援教材の実例 算数の実践例 九九ゲーム [算数の学習支援]

<九九の学習が進まない子の支援例> 九九ゲーム


九九ゲーム.JPG 


  九九がどうしても覚えられない、そのため意欲も低下している子の支援策として、九九をゲームで覚えるという方法を取りました。ゲームは九九の式と、答えを対にしたカードを作成し、ババ抜きの要領で遊ぶというものです。また、特色として九九を全部覚えるのをやめ、×2、×5、×8のみ覚えることにしました。負担を減らすためです。それをもとに、前後を割り出す作戦です。


<学習の手順>


①九九ゲームで、楽しく遊ぶ(目安は九九の段は3種類ぐらい)


②遊んだ範囲の九九をどれぐらい覚えているか、式と答えを線で結ぶ確認問題をする


③②が慣れたようなら、専用のシートを使って、×2、×5、×8から残りの九九を割り出す練習をする


 この方法で、かけ算の学習が進み始め、現在、2~4の段まで覚えることができました。 


お問い合わせはこちらまで


 上郷個別教室  内田雄二


   yf388755@rc4.so-net.ne.jp


 


 <参考>


 ゲームは学習に有効と考えています。好きなことは覚えるけど、苦手意識があるものはなかなか覚えられないことは誰にでもありますよね。また、強く感情が動いた事柄はいつまでも忘れないものです。これには理由があるようです。


 感情系脳番地は海馬を含む記憶系脳番地のすぐそばにあり、脳科学的にも感情と記憶は連動するようです(脳の教科書より)。ゲームは感情系脳番地の刺激を狙ったものです。実際に、以前、足し算が指を折らないと数えるのが難しい子がいたのですが、友達とトランプをやった時に、勝ちたい気持ちから、何と足し算を暗算でやってのけたことを目の当たりにしたことがあります。まだ人間の脳には隠された力が潜んでいると感じています。 


 


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くるくる九九(算数の学習支援) [算数の学習支援]

くるくる九九.JPG


九九を覚えるための道具の一つです。表が、九九の式と、唱え方が、答えの部分だけ空欄になっています。裏は表と同じものに答えがのっています。これを、表を見ながら読んでいき、分からなくなったら「くるりん」と裏返して確認します。確認方法が手軽なので、反復練習に向いています。実際には、九九の他のゲームと併用して使っています。












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繰り下がり引き算買い物ゲーム(算数の学習支援) [算数の学習支援]


繰り下がり買い物ゲーム.JPG


繰り下がりの引き算の練習をするために、ゲームを作ってみました。教科書の文章題にも対応しています。

<ゲーム内容> 予算内でおつりをなるべく少なくなるように、上手に買い物をした人が勝ちというゲーム

やり方

  ①裏返した、お財布カードを引いてもらいます。それがプレイヤーの予算です。

  ②プレイヤーどうしジャンケンをし、勝った人から、商品カードを1枚とります。1枚とったら、必ず筆算の引き算を行い、財布の残りの金額がいくらか確かめてもらいます。

  ③もうこれ以上買い物ができないとなった時に、おつりの金額をくらべ、一番少ない人が勝ちです。

<このゲームで学べること>

  〇筆算の繰り下がり引き算を覚えたての子が対象です。実際の生活の場でどのように使えるか実感できます。

  〇ゲームではなるべく繰り下がりが起きるように値段設定していますが、繰り下がりがないケースも生じます。その時に、きちんと適応した手順の引き算ができるか確認できます。よく内容を理解していない子は、何でも繰り下がりの手続きをしてしまうことがあります。

 〇ゲームに慣れたら、ゲームの内容を文章題にして出してあげると良いでしょう。


ブログでご紹介した、筆算の繰り下がり引き算の、支援教具と組み合わせて使うとより効果的です。



         上郷個別教室GIFT 内田雄二


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引き算繰り下がりが覚えられる支援教具(算数の学習支援) [算数の学習支援]

繰り下がりマスク.JPG


 引き算の繰り下がりの手順を、覚えるのが苦手な子のための支援教具としてマスキングを作成しました。マスキングとは、余計な情報を見せないことで混乱を防ぎ、なおかつ、手順に導くツールです。視覚情報に混乱しがちな子には特に有効です・GIFTでは良く使います。

では、マスキングを使って計算してみます。

(1)例題(専用テンプレートを使用)

繰り下がりマスク①.JPG


(2)マスキング①をかぶせる

繰り下がりマスク②.JPG


(2)以下のように記入する

繰り下がりマスク③.JPG


(3)マスキング②をかぶせて、計算

繰り下がりマスク④.JPG


(4)マスキング③を使って計算

繰り下がりマスク⑤.JPG


(5)マスキングを外すと、次のように出来ている

繰り下がりマスク⑥.JPG


マスキングは子どもが手順を覚えたところから徐々に外していきます。

そんなにかからず、マスキングがなくても計算できるようになります。


 上郷個別教室GIFT 内田雄二


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    yf388755@rc4.so-net.ne.jp

    




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支援教材の実践例 算数「10の補数マスターカードゲーム」 [算数の学習支援]

10の補数.JPG
 
  繰り上がり、繰り下がりの計算が苦手な子は、10の補数に習熟していないという研究があるようです。そこで、算数の苦手意識が強い子用に、ゲームを考えてみました。
 
 10の補数(足したら10になる組み合わせ)を、神経衰弱でマスターします。1~10の数字が書かれた赤と青のカードを別々にシャッフルし、場所を分けて裏にして並べます。そして、青と赤と合わせると10になるような組み合わせで取れるように、神経衰弱で遊んでいきます。10の補数が自信がない子には、「10をつくろう」の表を渡します。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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回転図形による視覚認知、視覚性ワーキングメモリトレーニング [認知能力トレーニング]

回転図形カード.JPG

 ※以前のものに、記事を追加しました


 以前から、イメージの中で図形を回転させるのが苦手な子は、図形を回転させる経験をさせる中でトレーニングするのが一番と思い、写真のような視覚認知トレーニングキッドを作成してみました(カードは写真より多いです)。未就学児から使えます。使い方は、シャッフルされたカードからまったく同じ形のカードを2枚ずつ探して、場から取り除いていくというものです。一度やってルールを把握したら、タイムをはかります。

 

<初級編> 自分で触って、カードを移動したり、回転させたりして比べることができる

 

<上級編> 場から取り除く時以外は触ってはいけない。つまり、イメージの中で回転させる必要がある


 ※カードどうしの配置がシャッフルされて離れているものもあるため、図形どうしを比べるためには、視覚性ワ

  ーキングメモリに一度入れてから、イメージの中で回転させて比較しなければなりません。視覚性ワーキング

  メモリが弱い子は、何度も同じ図形を確かめるので、タイムがかかったり、見間違いが多くなります。

 

 初級編を4歳の娘に初級編で体験してもらったところ、2回目のタイムが7分45秒でした。また、娘なりに形の傾向を分類してカードを集め、チェックしていたのが面白かったです。小学校高学年の子にも上級編で何人かやってもらいましたが、最初は6分前後かかる子が多いです。視覚性ワーキングメモリが鍛えられていくと、どんどんスピードは速くなっていきます。

 

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脳のワーキングメモリを鍛える!の紹介 [読書レポ]

「脳のワーキングメモリを鍛える」

 トレーシー・アロウエイ ロス・アロウエイ 著 (NHK出版

 脳のワーキングメモリを鍛える.jpg

 <感想>

 ワーキングメモリについての、 最近の研究成果をとてもわかりやすく紹介した本です。ワーキングメモリをトレーニングする効果についてのたくさんの可能性について触れられており、大変ワクワクする内容でした。

 ワーキングメモリがWISCⅣ心理検査でも大きく取り上げられているのに、分かりやすく、実際の教育に応用できる本になかなか出会えません(私は学者ではないので、常にその視点で書籍を探しています。最近、言語性のワーキングメモリのトレーニング本は少しずつ見られるようになりました)。その中で、ワーキングメモリとは情報処理能力であると分かりやすく明言。また、ワーキングメモリがトレーニングによって伸ばせると明言され、その効果についても述べられています。 

 また、ワーキングメモリが学習全般と、人生全般に大きく影響することが理解できます。意外と違う視点で、面白かったのはワーキングメモリと幸福感について相関があるという研究です。アロウィン博士の研究チームの研究によれば、ワーキングメモリが強い人と楽観性には相関性があるということ、ワーキングメモリが強い人は、ウツになりづらいというなどの結果が得られたそうです。

研究者から見たら、賛否両論の意見もありそうな内容もありましたが、同書は、学習という視点からはもちろん、もっと広い視点と多角的な角度から、ワーキングメモリについてどのような研究がなされているのか書かれています。トレーナーとしての私には、たくさんのヒントとインスピレーションを頂けた内容でした。


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ワーキングメモリが強化された時の効果がイメージできるシミュレーション [認知能力トレーニング]

ワーキングメモリシミュ.JPG


 数人の方を集めて、認知トレーニングのミニワークショップを開いた時に使用したものです。ごく単純化していますが、ワーキングメモリが強化された時の効果がイメージできるシミュレーションができます。

 0~9までのカードが赤青緑の3色あり、シャッフルされています。それを片手のみ使って、0から順番に、しかも色別に並び替えてもらいます。ただし、カードが置けるのは、ボードの上のみ(黄色とWMと書いてある)です。WMはワーキングメモリの領域の大きさを表しています。ちなみに左は、ワーキングメモリの領域が小さい人、右は大きい人を表しています。実際にやってみると、左はかなり苦労し、混乱します。情報量をこなすだけのワーキングメモリがないからです。(ワーキングメモリが弱い子は授業中に同じように混乱しています)。ところが右のボードで試してみると、情報が整然と整理することができ、混乱なく並び替えることができます。ワーキングメモリは作動記憶と訳されますが、よく「作業台」に例えられます。このシュミレーションは文字通り、作業台です。そして、タイムを計ってみても、左右の差は歴然です。これは処理速度とワーキングメモリの関係を表しています。もし良かったら、トランプなどを使って体験してみて下さい。








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問題解決に必要なワーキングメモリ(放送大学の講座より) [教育の小ネタ]

<問題解決に必要なワーキングメモリ> 


以下、放送大学の発達心理学特論より抜粋です。


 メタ認知による問題解決過程の自己制御の基盤となるものが「実行機能」です。実行機能は次の3つから成り立ちます。


<実行機能>


 (1)ワーキングメモリ・・・問題解決のために同時に複数の情報を保持し、必要に応じて情報を更新


 (2)柔軟性・・・状況に応じて行動や方略を修正


 (3)抑制・・・問題解決を事前にプランニングし、問題解決に不適切な反応を抑制し、適切な行動に注意を向け遂行


 例えば演繹推論をする課題。 ①マキシ君はチョコを青い棚にしまって出かけました②お母さんがマキシ君がいない間にチョコを少し使って、残りを赤い棚にしまいました③マキシ君が帰ってきてチョコを食べようと思いました。さて、マキシ君は青と赤のどちらの棚を探すでしょうか?というものです。


 この課題に正解するためには、自分の知る事実を抑制しつつ、他者の誤信念を処理するという、様々な情報を同時に処理しなければなりません。ワーキングメモリや抑制の制御が必要となります。


 ワーキングメモリの容量が高まると、柔軟性や抑制の能力が高まります。実際に、演繹推論の課題ではワーキングメモリの容量が高いほど、正解率が高いことが確認されているそうです。


  ちなみに、この度の放送大学の講義では紹介されていませんでしたが、後だしジャンケンで負けるゲームなどの遊びは、ワーキングメモリを鍛えるのに有効だそうです。 確かにこの遊びと上記過程を比較すると、うなづけます。 


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多機能数字カードセット(算数学習支援)といろんな使い方 [算数の学習支援]

IMG_6043.JPG


子ども教えるのに使えるツールとして作りました。題して「多機能数字カードセット」。もともとは漢数字と、英数字が一致しない子のために考案したのですが、どうせなら、もう少し機能を持たせてみようと欲張りました。

単純なので、様々なゲームにして教えることもできます。

使い方例>

①英数字と漢数字の対応を覚えたり、表記方法や変換方法を覚える。位も練習できます。

   五千六百三十二 → 5632

②数字の法則性を教える

   法則性のある形に数字を並べる。その時に1か所か2か所、四角のカードを入れて、そこに当てはまる数を

   当てさせる


<子どもが盛り上がるオススメゲーム>


 数字を順番にそろえたら勝ちというゲームです。シャッフルしたカードから4枚ずつ配ります。自分の番が来たら、そして自分の手持ちのカードを1枚捨てて、カードの山から1枚とることで、そろえていきます。四角のカードは好きな数字に変えられます。相手より早く、手持ちのカードを数字順でそろえたら勝ちです。慣れてくると、子どもは2か所待ちになるようにそろえていきます。また、四角の部分は、後にXなどの変数の概念を理解するための準備になります。遊んでいる内に数の法則性の理解が苦手な子も敏感になっていきます。枚数を増やして、漢数字だけで遊んでみるのもあり。また、ゴールしたら、手持ちのカードを位のある数字で言わせて見るなどの工夫もできます。

 他にも、交換できる回数を決めて、できるだけ大きい数の並び、または小さい並びをつくるゲームなどもできます。いろいろとアイディアが考えられそうです。




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