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脳のワーキングメモリを鍛える!の紹介 [読書レポ]

「脳のワーキングメモリを鍛える」

 トレーシー・アロウエイ ロス・アロウエイ 著 (NHK出版

 脳のワーキングメモリを鍛える.jpg

 <感想>

 ワーキングメモリについての、 最近の研究成果をとてもわかりやすく紹介した本です。ワーキングメモリをトレーニングする効果についてのたくさんの可能性について触れられており、大変ワクワクする内容でした。

 ワーキングメモリがWISCⅣ心理検査でも大きく取り上げられているのに、分かりやすく、実際の教育に応用できる本になかなか出会えません(私は学者ではないので、常にその視点で書籍を探しています。最近、言語性のワーキングメモリのトレーニング本は少しずつ見られるようになりました)。その中で、ワーキングメモリとは情報処理能力であると分かりやすく明言。また、ワーキングメモリがトレーニングによって伸ばせると明言され、その効果についても述べられています。 

 また、ワーキングメモリが学習全般と、人生全般に大きく影響することが理解できます。意外と違う視点で、面白かったのはワーキングメモリと幸福感について相関があるという研究です。アロウィン博士の研究チームの研究によれば、ワーキングメモリが強い人と楽観性には相関性があるということ、ワーキングメモリが強い人は、ウツになりづらいというなどの結果が得られたそうです。

研究者から見たら、賛否両論の意見もありそうな内容もありましたが、同書は、学習という視点からはもちろん、もっと広い視点と多角的な角度から、ワーキングメモリについてどのような研究がなされているのか書かれています。トレーナーとしての私には、たくさんのヒントとインスピレーションを頂けた内容でした。


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「レジリエンスを育てる本」 講談社 [読書レポ]

<レジリエンスを育てる本> 講談社

  監修 藤野博(東京学芸大学教授) 日戸由刈(横浜市総合リハビリテーションセンター)

 レジリエンスを育てる本.jpg 

<内容と感想>

 レジリエンスはビジネスでも取り上げられます。落ち込むことを肯定し、落ち込まないことよりも、そこから立ち直ることができる、「しなやかな心」を持つことを目指すというものです。保護者向けの本で、主張がはっきりしており、非常に読みやすいのに内容が深いです。

 特にこの本は、発達障害の子の子育てフォーカスしており、レジリエンスを育てる具体的な手段と手順について、明確に書かれています。例えば、〇生活習慣を整えることで、子どもは安心して自分の力を発揮できるようになること。〇ほとんどできていることを目標にすること〇人を頼って成功する体験を積み重ねていくこと、など、ポイントやそのためのアイディアが書かれています。本当は難しいだろう内容を、専門用語を使わず、ここまで分かりやすく書かれていることに、感動しました。小難しく書いてあるばかりで、結局何をすべきかがはっきりしない本がある中、この本はおすすめです。


タグ:教育書籍
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発達のつまづきから読み解く支援アプローチ [読書レポ]

<発達のつまづきから読み解く支援アプローチ>

川上康則 著 学苑社

 IMG_4769.JPG

<内容と感想> 

 以前、川上先生が講師をされる研修会に参加させて頂いた時に紹介があり、購入した本です。子どものどういうサインに、どういう視点で見ていくかを事例ごとに分かりやすく取り上げています。特に、感覚の発達という視点から、つまづきについて解説しています。その中で、子どもを仮説を立てながら見ること。その時に、「状態の仮説」「方法の仮説」「経過の仮説の3つのレベルで仮説を立てる必要があると書かれていました。このフレームで、私の支援教材開発の視点や運用方法が大きく変わりました。良書です。 


タグ:教育書籍
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